チランジアの無菌培地とは??
簡単に言えば、チランジアの種を人工的に発芽させる手段の一つです。なかなか日本の環境で、自然と発芽させるのは難しいので、この方法を使うのが多いと思います。
仕組みについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
容器について
ここからは私の経験上の話がメインになります。完全に鵜吞みにするのではなく、一つの考え方として捉えていただければ幸いです。
容器は蓋がついているビンが一般的だと思いますが、「直立パック」がお勧めです。
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理由としては、「ビンだと蓋が遮光し、成長が遅くなってしまうから」です!
透明のビニールだと、上からのライトを遮ることなく浴びることが出来るので、無菌培地に向いていると言えます。
培地(寒天)の硬さについて
培地の硬さについては「やわらかめ」がお勧めです。
硬い培地だと、ある程度成長した後、植物と培地の設置面積が小さくなってしまいます。
しかしやわらかい培地であれば、植物が成長した後も沈み込むので、設置面積は確保できます。


成長速度の差
実際にどれほど成長に差があるのか、比較していきます。
【今回の条件】
種:イオナンタ フエゴ レッドジャイアント×イオナンタ ギガンテ
採種時期:2021年8月28日
無菌培地開始時期 ビン:2021年9月1日
ポリ:2021年10月1日
室内温度:犬がいるので、基本的に24℃程度(ほぼエアコンつけっぱ)
光量:植物用LEDライトを常時照射
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上2枚の写真はどちらも2022年2月22日現在
写真ではビンのほうが分かりにくいですが、ビニールのほうが大きく育っています。
1か月遅く始めたのに大きさは上回っています!!
結論
今後も経過観察を続けることとして、現状言えることは、
無菌培地は「光量と培地の硬さで成長速度は変化する」ということです。
・光量を確保するためにビニールタイプの容器と植物LEDを使う
・培地は柔らかめに作る ※現在も検証中
この2点は特に重要だと感じました。