ティランジア、エアプランツの害虫はさほど多くはありません。しかしながら、発生する頻度はそれなりにあります。
また、ある程度知識がないと「気づいたときには手遅れ」になってしまうことがありますので、それぞれの害虫の見分け方と対策をまとめます。
なお、この記事は今後も定期的に情報更新していきます。
1.ハダニ
とても小さなアカダニです。クモのような見た目をしています。
乾燥したときに発生しやすく、こまめに霧吹きをすることで発生を防ぐことが出来ます。
よーーくティランジアを見ていると赤い何かが動いているのが見つかるかもしれません。目視確認できる程度の害虫なので、日ごろから注視することが大切です。
2.コナカイガラムシ
葉の付け根や、特に葉が密になっているところに発生します。これが本当に厄介です。
現在進行形で被害にあっているのがこいつです。↓

根元だけ枯れているのが分かりますか??

まぁよくも子株が出たなと思うくらいですが、カイガラムシの糞が原因と思われる「黒カビ」も見受けられます。
カイガラムシは「ウスネオイデス」に付着することも多く、被害を受けているウスネオイデスの近くに置いてあった「エドドハーティー」にカイガラムシが移ったこともあります。

このときは生長点を食いつぶされました。ある方法を使って救出したため、その後周りから子株も出てきたのですが、もし放置してしまうと最悪の場合、貫通することもあります。

3.害虫駆除の方法「ダントツ水溶剤」
では、実際にカイガラムシを駆除する方法をお伝えします。
使用するのは「ダントツ水溶剤」という害虫駆除薬です。

粉末状の殺虫剤となっており、これを使用する植物に合わせた希釈で使用します。

ティランジアは厳密には明記されていませんが、ティランジアへの効果も絶大です。
我が家では「とにかく薄めに」使用しています。何倍とかではなく、とにかく薄めにです。それほど強力な殺虫成分があり、濃すぎると植物もろとも逝ってしまいます。


この青い水の中に害虫被害を受けているティランジアを漬け込みます。

大体1~2時間ほど漬け込みその後乾かします。以上!!
4.その後の様子
その後、2月14日にもう一度だけ同じ方法でダントツ水溶剤につけこみました。1回目から約1か月後の様子がこちらです↓


害虫にやられたであろう葉は少し引っ張るだけで簡単に取れたので、蒸れも怖いし捨てました笑
その上の葉には被害が広がっていません!!
5.まとめ
今回のポイント
- 根元の密になっている場所が枯れ始めるのは害虫を疑うこと
- 薬品(殺虫剤 ダントツ水溶剤等)は、薄めに使うこと
- 出来れば間隔をあけてもう一度薬品につけること