今回はチランジアを種から簡単に育てる方法を紹介します。
タイトルには難しい漢字を並べていますが、そこまでハードルは高くないです。
試行錯誤を繰り返しながら、実験していますが、その中でもオーソドックスな方法を紹介します。
このハイポネックス粉末を、寒天に混ぜ、その上にチランジアの種を撒き、発芽~成長させるのがねらいです。
ん??寒天?!と思った方もいるかと思いますが、そうです。あの寒天です。笑
2.ハイポネックス培地に必要なもの
それでは必要なものを見ていきましょう。まずは必須アイテムから
・寒天の素(市販のやつ)
・砂糖(家にあるやつ)
・次亜塩素酸ナトリウム(ダイソーのやつ)
・小瓶(または試験管ポリ袋)
・容器(混ぜる用)



・マスク
・ピンセット
これも全部ダイソーに売ってます!!
3.培地の作り方
それではハイポネックス培地(寒天)の作り方です。
ここで特に注意してほしいことがあります。それは、、、コンタミです!!
徹底的に、寒天の中に何か入ることを防ぎましょう。少しでも異物がコンタミすると、カビが発生し、最悪の場合は種が全滅します。
(1)煮沸消毒
使用する道具をすべて煮沸消毒します。この時から手袋とマスクをつけておくことをお勧めします。
(できれば帽子もかぶりましょう)

(2)種の消毒
使用する種を次亜塩素酸水で消毒します。
チランジアの種は次亜塩素酸水にある程度耐性があるため、余分な雑菌のみ排除することが可能です。
こんな感じで、カップなんかに種を入れ、次亜塩素酸水を噴霧するのがいいと思います。
個人的な感触では30分程度でOKです。

(3)培地を作る
ここは単純に混ぜるだけですが、コンタミの主原因になる作業なので、慎重かつ素早く行います。
基本となる分量は以下の通りです。
私のお勧めは「寒天やわらかめ」です。別途記事にします笑
(22.0207追記↓)
ハイポネックス 3g
砂糖 35g
寒天 15g
水(熱湯) 1ℓ
ph 5.0に調整
ですが、これは多すぎる!!
PHの調整もめんどくさい!!!
ということで、いろいろ試行錯誤し、何度もカビと闘いながら、個人的黄金比の以下の分量にたどり着きました。
※それぞれの飼育環境で適切な分量が変わりますので、あくまでご参考までにお願いいたします。
・ハイポネックス 1.5g
・砂糖 8g
・寒天 5g
・水(熱湯) 500ℓ
・ph 気にしない
これくらいがカビが生えすぎない栄養分&種子が発芽する栄養のバランスがいいかと思いました。
これらをよく混ぜ、消毒した容器に移し、寒天がある程度固まるまで待ちましょう。
(4)種まき
寒天が固まれば、あとは種を撒くだけです。
ピンセットで種をつまんで、寒天の上に乗せましょう。
(人によっては中に埋める派もいますので、ぜひ実験してみてください。)

そして、この上からさらに、次亜塩素酸水を噴霧し、密閉します。
あとはコンタミしていないことを祈りながら蓋をするだけ、、、!

だいたい1週間で種が緑色になり、発芽することでしょう。

4.育成環境について
ここからは私の私見がメインです。
育成環境は「ある程度の保温」「十分な光量」が必要だと思っています。
(1)保温について
よほどの寒冷地でない限り、室内の適温で十分です。数日家を空けても、室温の低下が原因で枯れたりすることはありません。
(2)光量について
ここが難しいと思います。窓際に置くにしても、天気や昼夜の差で安定した光量を確保するのは難しいです。
そこでお勧めするのは「植物用LEDライト」です。
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5.まとめ
いかがでしたか?
チランジアの種からの育成は難しく思われがちですが、決してそんなことはありません!
材料費もそこまでかからないので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか??